便秘の定義とは?学会の基準や厚生労働省によると

友人や家族から「便秘なの」と言われたら、どれくらいの日数排便がないと想像しますか?「便秘」という一言に持つ印象は人それぞれです。

 

 

一体、「便秘」という症状はどれくらい排便がないことを言うのでしょうか?

 

 

学会厚生労働省による「便秘の定義」についてまとめました。

 

 

「便秘」にはハッキリとした定義がない?

 

実は、便秘という症状にはハッキリとした定義がないと言われています。ですが、国内の学会や国際的な場での基準が色々とあるようです。どのような基準があるのか、みてみましょう。

 

 

RomeV基準

 

機能性消化器疾患の国際的な部会では、便秘について「RomeV基準」を発表しています。過去3〜6ヶ月くらいの間に、以下の定義にあてはまるものがある場合を「慢性的な便秘」としています。

 

  1. 週3回未満しか排便がない
  2. 4回に1回以上、硬い便である
  3. 4回に1回は強制的に排便する必要がある(指や綿棒を使って排便しなければならない状態)
  4. 排便時に強くいきまなければ出ない、残便感がある、閉塞感がある、ということが排便の4回に1回はある

 

日本国内では、以下のような定義があります。

 

 

日本内科学会

  1. 排便が3日以上ない
  2. 毎日排便があるが、残便感がある

 

日本消化器病学会

  1. 排便回数が数日に1回であり、便の水分量が少なく便が硬い

 

国民の健康に関して、色々な情報を発信したり提供したりするのが「厚生労働省」ですが、厚生労働省でも明確な基準を示しているわけではありません。

 

ですが、便秘については

 

  • 便の水分量が減り、便が硬くなる
  • 腸が狭くなり、排便が困難であったり排便がまれな状態

としています。

 

 

便秘は本人の自覚症状で決まる?

 

一般的な「便秘」の印象としては、「数日間、便が出ない状態」というものがあると思いますが、それだけではないようです。

 

 

排便が数日に一度であっても、便に水分が含まれており排便時に不快感がなければ、それは便秘にはあてはまりません。ですが、毎日排便していても便が硬くて量が少なかったり、残便感がある、排便時に苦痛など不快感がある場合は便秘となります。

 

 

毎日便が出ているから自分は便秘ではない、とお考えの方は便・排便時の状態をよく考えて本当の意味で「便秘でない」と言えるのかを知っておく必要があります。

 

 

便秘は放っておくと、体の色々な場所に別の病気を発症することもあります。「たかが便秘」と軽く考えることなく、便秘の症状が改善できるように食事や生活サイクルを見直すようにしましょう。