直腸性便秘の原因と症状!おならの状態は?

直腸性便秘

 

一般的に「便秘」と言った場合には、便が大腸の中でとどまっていることが多くあります。便が排便される場合は大腸から直腸を通って出て行きますが、直腸内で便がとどまってしまう便秘を「直腸性便秘」と言います。

 

あまり耳慣れない言葉ですが、直腸性便秘の詳しい症状原因についてみていきましょう。

 

 

直腸性便秘の原因は?

 

普段から、「トイレに行きたい時に行けない」という場面が多く、排便を我慢してしまうことが癖のようになってしまっている場合は注意が必要です。我慢することに腸が慣れてしまうことで、脳から「排便するように」との命令も出にくくなり、便秘が続いてしまいます。

 

便意を我慢する以外の原因としては、直腸や肛門に問題がある場合があります。痔を患っている方は、排便の際の痛みを避けるために便意を我慢する傾向があり、直腸性便秘になることがあります。

 

女性の場合は、「直腸瘤(ちょくちょうりゅう)」が原因の場合があります。これは、直腸の壁が膣側にふくれてくぼみができたような状態になり、その部分に便が入り込んで便秘になる症状です。くぼみの中の便はとどまってしまうことで水分が吸収されて硬くなるので、より出づらい状況になってしまいます。

 

通常、排便の際にはお腹に力を入れても肛門の筋肉はゆるむので、排便が行えますが、時折肛門の筋肉がしまってしまう方がいらっしゃいます。この状態の場合、排便しようと力を入れれば入れるほど肛門がしまってしまい、排便ができなくなってしまいます。

 

高齢者にも直腸性便秘の方がみられます。その場合は、便意を我慢するのが原因ではなく、老化によって排便をうながす神経の動きが鈍ってしまうことが原因です。

 

 

直腸性便秘になるとどんな症状が出るの?

 

直腸性便秘の多くは、便意を感じにくくなっているという特徴があります。そのため便意をあまり感じないという症状があります。その結果、腸内に便が長くとどまってしまい、水分が吸収されてしまうため、硬い便になります。
硬い便になると、排便する際に肛門のあたりを傷つけたりすることがあります。その痛みを避けるために排便を我慢してしまうと、悪循環となってしまいます。

 

また、便意を感じてトイレに行っても上手に排便することができないという症状もあらわれます。頑張って出そうとしていきむのに、全然出すことができない、というのが直腸性便秘の典型的な症状です。

 

ツライ便秘の解消に、と便秘薬を飲んだ時に下痢を起こしてしまうのも直腸性便秘の特徴です。これは、便秘薬が大腸に効くためです。直腸性便秘の方は大腸は通常通り動いているので、便秘薬を飲むと大腸の動きが過剰になり、下痢になってしまいます。

 

 

直腸性便秘ではどのようなおならの状態になる?

 

直腸性便秘になると、困ったことに「クサイおなら」が出たり、「おならの回数が増える」という症状も出ます。においがくさくなるのは、肛門の近くに便があり、おならが出る際に便のにおいがついてしまうためです。おならの回数が増えるのも、直腸の中で便が発酵して多くのガスが発生してしまうことにあります。

 

おならに関する症状は、直腸性便秘が解消されると改善されますので、排便がちゃんとできるようにしましょう。

 

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